コモンビートは、情熱と感受性を育て創造活動を通じ互いに学び合う「共育(共に育む)」活動を行う、教育・人材育成の特定非営利活動法人(NPO法人)です

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2008年12月27日

「2008コモンビート音楽祭~人声(じんせい)あっぱれ~」

12月27日、今年最後の大イベント「2008コモンビート音楽祭~人声(じんせい)あっぱれ~」が開催されました。

今回の音楽祭は、"声"を中心とした自由な表現の祭典、そして"550人で作る一つの素敵な物語"です。
ところどころにテーマソング"音楽と共に"をモチーフとした物語が入り、全てのパフォーマンスを一つにつないでいるのです。

声を奪われた少年が旅に出て、本当の声を探すという物語。少年が旅の途中で出会った12組のパフォーマンスを紹介します。

ミュージカル"A COMMON BEAT"の"願いをのせて"という曲を全く新しい演出で見せたのは『teamプラスアルファ』。
10期が中心となって行ったワークショップの参加者です。

『わら路』は長野県清内路村を訪れた時に感じたことを群読で披露しました。
自然の輝きや暮らしの温かさを声で表現し、後ろの写真を必要としないくらい世界を作り出していました。

『ぐらーじゅ』はボディーパーカッションと朗読のグループです。わっしょい!と一緒に言ってみるとなぜか元気が出てきます。
祭りの情景が目に浮かびました。

過去から見れば、今は未来。10年来の仲間である『THE☆ミュージかるぶ。』の歌を聴いていると、
全ての時に思いを馳せたくなりました。

『Voices』が歌うのはイタリア歌曲。堂々としたソロの歌声は会場を震わせ、
イタリア語がわからない人々の心にも強く響きました。

これから一つのミュージカルが始まってしまうのではと思わせる勢いと、
女性の内なる力を高らかに歌った『うりゅうストッキングレディース』で前半が終了しました。

―想いが言葉となり 音となり歌となり 大切なあなたへと届きますように―
優しさに溢れたパフォーマンスに触れ、物語の少年は声を取り戻したいと願うようになります。

後半の幕開けは『スクエアーズ』。その奇抜な衣装で始まる前から話題騒然だった彼女たち。
なんと観客の人を舞台に上げてしまいます。客席と舞台の境がなくなった瞬間でした。

"ドラえもんのうた"に会わせて会場中にアメをばらまきながら登場したのは『もっそ部』。
誰もが知ってる曲に乗せて歌い踊る人形たちは音を楽しむことを思い出させてくれました。

『TON仮』はプロの和太鼓奏者です。彼らの勢いについ誘われて、声や手拍子でレスポンスしてしまう。
本格的な演奏が始まると、すぐに会場中が引き込まれていました。

『R-TASTe』はよさこいを通して人興し心興しを目指すおもしろ本気な祭り集団です。
彼らの歌に魅せられ、踊りに魅せられ、片時も目を離すことができませんでした。

"COMMON BEAT"といえば、ミュージカルでも要となる曲。
それを船上で歌ったことがある『H+P[エイチピー]』は、7年前と同様に英語で歌いました。

ラストを飾るのは『コモンビート合唱団』。夏から練習を重ねていた東京メンバーと冬に始ったばかりの中部メンバー、
合わせて50人以上で迫力の歌声を響かせました。

―音を楽しむと書き 音楽というけど ひとりで楽しむより あなたと共に―
12組全てのパフォーマーに出会った少年は、想い、言葉、声の尊さに気づいて声を取り戻しました。

最後は会場にいる550人全員でテーマソング"音楽と共に"の大合唱です。
さっきまで知らない人同士だったのに、一つの歌を歌うことでこの空間を共有しているという思いがより強くなり、
音楽の素晴らしさを改めて感じることができました。

本番まで努力してくれたパフォーマー、スタッフ、そしてお越しいただいた全ての人たちへ
―「ありがとう」を伝えたい メロディーにのせて―

レポート:朽木夢(ユメ)