コモンビートは、情熱と感受性を育て創造活動を通じ互いに学び合う「共育(共に育む)」活動を行う、教育・人材育成の特定非営利活動法人(NPO法人)です

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2005年1月22日

第3回ワークショップ:ディベート論題『就職してこそ一人前』

2004年11月19日(金)、コモンビート第3回目のワークショップを青山生涯学習館にて開催しました。今回の目玉はディベートです!

肯定チームのメンバーは、西村伸也(にっすぃー)・鎌田十志(ジューシー)・旗本康雄(ぞうさん)・原田俊介(しゅんちゃん)。現在社会人もしくは社会人経験者のチーム。

一方、否定チームのメンバーは、高田友美(たーにゃ)・中里やすゆき(なかさん)・長紘子(おさ)・石川めぐみ(ちびめぐ)・大江広一郎(ひろいち)。現在アルバイトをして生計を立てている人が中心のチームと、見た目も中身も濃いメンバーが集りました。

資料などをもとに言葉を駆使して、自分たちの主張を相手に納得させる、高度な言葉遊びと言えるディベート。メンバーの中には初めて経験する人もいたようですが、事前にミーティングを重ね、お互いの主張とチームの結束を固めてきたようです。

本番では「フリーターは悪いわけじゃあない。ただフリーターは社会人になるための準備期間にすぎないんだ。だから一人前とはいえない」という社会人としてのプライドを誇張するかのような説得力のあるしゅんちゃんの立論や、「10年後もフリーターを続けたいと思っていますか? (否定側の数人がいいえ、と答える)そう思っていないということは、フリーターは一人前じゃないと思っていることになりますよね?」という、会場をうならせた鋭い尋問など、肯定チームが有利にディベートを進めていきました。否定チームも負けずに主張をしますが、なかなか思うような流れには変わっていきませんでした。結局判定は、審判2人と会場の3票で、3対0で肯定チームが勝利を収めました。

ディベート終了後のメンバーからの感想では、なかさんが「悔しい〜」と一言。この一言に否定チーム全員の思いが集約されていたようでした。

また、肯定チームの大御所、ジューシーさんは「就職」という枠を越えた話をしてくれました。「やるからには1番を目指す」をモットーにがむしゃらに仕事に走り、家庭を省みなかったことで、大切なものを失ってしまったこと。そして家族との絆を築き上げるために、仕事を捨ててまで家族に心を費やしたこと。70歳を過ぎてからの就職活動。社会から必要とされないことを自覚したときの辛さ。それでもくじけず自分の輝ける場所を探し続けるハングリー精神。74年もの人生を歩んできたジューシーだからできる熱い話に会場全体が釘付けになっていました。

その後のフリートークでは、観に来た会員も交えて「就職」について話し合いました。「ジューシーさんと同じ話を、人生経験の浅いオレがしてもまったく伝わらないんだろうなぁ。話す言葉の一言一言にすごく重みがあって、オレの心に響いた!」「1人で生きてるわけじゃないから就職しようがしまいが、社会の役に立っているのかが大切!」「フリーターであるかフリーターじゃないかというよりも、自分の責任で選択をする、ってことの大切さをすごく感じた!」 などなど、時間が経つのも忘れ、熱く意見が交わされました。

誰もが直面するであろう『就職』という人生の選択肢。ディベートという初めての試みに加えて、『就職』という選択肢を選ばない者、現在選んでいる者、すでにそれを経験し終えた者の意見を交換しあえた今回のワークショップは会場にいた人すべてにとって貴重な時間になりました。

(レポート:あおい)

参加者の感想から

▼本当に勉強になったし、自分の甘さを改めて感じた。でも私は世の中を甘く見てるから、自分の思うようにコロコロ転がっていこうと思う。一本しっかりした芯があってどれだけ回り道をしても大丈夫だと思っているから、いろんなことにチャレンジしていこうと思う。

▼「やりたいことをやる」ことの責任と実践について深く考えさせられました。心にばしばし響いています。

▼僕はこれからいろんなカタチで生きていくと思うけど、自分のやりたいこと、やっていることがいつも自分を輝かせることが出来るように、そしてその先には誰かの喜びや嬉しさがいつも在って、そういうのを伝えるようなことをしていきたい。