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2008年9月 2日

1day COMMON BEAT


「ミュージカルをやって、なぜあんなにみんながイキイキと輝いているのか、教えてください!」

多くの方々からこんな質問を頂きます。

でも・・・ひとことで言い表せないくらい、たくさんの要素が詰まっています。

そう、運営している僕らでさえ全力で行ってきた「途中の結果」でしかないし、参加するキャストやスタッフに教えてもらうことが、本当に多い。

コモンビートは「共育」だから誰かが教えて学ぶという、先生と生徒というしくみはほとんど存在しないのです。

お互いが知っていることをお互いが学び合うということを基本にしているから、教科書もなければマニュアルもありません。

もちろん全体の進行や経験の中からいろいろとやっていることはあるものの、毎回プログラムを全面的に見直し、その時々で最適な方法を取り入れていくので、これといった形を決めていないのが実態。

毎回異なる100人のキャストがチャレンジする100日間。

大きな期待を持ってチャレンジしてくるみんなに対して、運営側がそれ以上のチャレンジをしていくことこそが、僕らがすべきことであり共育ともいえるのかもしれない。

そのプログラムの内容や運営の舞台裏をお見せしてしまおうというイベントを企画し、2008年9月1日に発表いたしました。

その名も、「1 day COMMON BEAT」

一般社会人100人がたった100日間でステキに輝くことができるのはなぜか?

運営する私たちでさえその理由を明快に解説することはできませんが、実際にステージに立ったキャストとそれを運営するスタッフと直接言葉を交わし交流することで、何かが伝わるのではないかと考えました。

コモンビートが考える共育にかける思いや運営の方法などについて多くの方々にご紹介させていただきます。

また、キャストひとりひとりが自らゴールを見つけ出し、それに向かってチャレンジした100日間を終え、そこで感じたことを多くの方々をシェアできることが本当に楽しみです。

今回、コモンビートの活動を解説いただく特別ゲストをお呼びしています。

ミュージカルのスタッフは100日開始前から準備をしているのですが、その中で実施されるスタッフ研修で自分の感情と向き合うというプログラムを入れています。

そのプログラムを提供いただいているイーキュージャパン代表の高山さんにお越しいただき、コモンビートの感情・感受性開発を解説していただこうと考えています。

また、会社の新人教育のエキスパートであり学校教育分野で活躍されているEQソリューション代表の渡邉さんにもご登場いただき、子供の感情教育とコモンビートが担う役割などについて、トークセッションをさせていただく予定となっています。

盛りだくさんの「1day COMMON BEAT」ですが、これもコモンビートにとって初めてのイベントになります。

100人100日共育プログラムの集大成の日にこのイベントができるということはとてもステキなことです。

プログラムを終え、それぞれの101日目から未来を皆さんと一緒に作ることができるのですから!


とても楽しみなイベントです。

ぜひ、ご参加ください!


このイベントはミュージカルの舞台を見ないとよくわからないと思います。ですから見に来たことがない方は、ぜひ、今回の大阪9期公演をご覧いただければと思います。

もちろん10、11期後に東京と名古屋でも開催いたしますので、お楽しみにしていてください。


みなさんとお会いできるのを楽しみにしております。


1day COMMON BEATに関する詳細はこちら


大阪9期公演、ぜひ見に来てください!

2008年9月 3日

コモンビート運営の中核メンバー5人集

昨日の晩、コモンビートの理事でもあり中核メンバーの5人が集まった。

9期のパンフレットでこの5人の対談を載せるためで、実はこれまでに2回集まっているのだが、より良い内容にしたいということもあって、今回がラストの3回目。

もうラストにしないと印刷が間に合わない・・・笑

とても白熱した内容になったので、ぜひ、9期公演を見に来てパンフレットを見てほしいです。

コモンビートの発起人/代表が僕とチュソンということは周知なのだが、今この団体運営を担っているメンバーは理事であり、その中でも5名のスタッフが中核となって進めている。

代表以外の3人は、専従スタッフで事業部長のあんどぅ(安藤)、専従スタッフで事務局長のりょう(安達)、そして9期総合演出のもっちゃん(高埜)のこと。

この5人は全くといっていいほどキャラクターもキャリアも異なるし、年齢も違う。
役割が全くといっていいほどお互いの立場が被らない。

お互いがお互いをリスペクトし合い、いやおうナシに指摘し合い、一致団結して人生を賭けているメンバー。

そりゃ、これまでにもいろいろと衝突したりもあったけどね。。。それも必然でしょう。

今となってはいい思い出。これからもあるだろうし。


実はこの5人の中で、設立メンバーに加わっていないのは事務局長のりょう(安達)。

彼は、キャストで参加したミュージカルからいきなりスタッフに抜擢され、あっという間にプロデューサーになり、専従スタッフになって事務局長になった。

なんともまぁ、、、、彼もすごいが、僕らも強引なものだ。笑


それがなぜそういうことになったのか振り返ると、それがコモンビートらしさでもある気がする。


コモンビートは常に「個」と「バランス」を重視する。

それはチームを作る際にもそう。必ず今居る人と異なる人を入れようとする。

異なるものの集まりによって、お互いの役割と個人の発揮ができれば、

それが足し算ではなく掛け算になるということをたくさん経験しているからだろう。

タイミングもポジションも、たまたまその時にピッタリハマったのだろう、と思う。

今思えば、彼がいないコモンビートはない。

そう思えるように、他のどのメンバーについても思うし、僕らを支えてくれるスタッフやメンバーにも同じように、またそれ以上にサポートしてもらったことや出会えた奇跡のようなものを感じる。


僕らは5人は中核とはいうものの、方位磁針のようなもの。

僕らが決めていくことはほとんどない。といってもいい。

 参加するみんなの意思をどうやったら形にできるか?
 どういう運営が一番いいのか?
 コモンビートはどうあることがいいのか?
 何を求められているのか?

僕らがすべき役割はそこを考えることにあると思っています。

対談はいい話ができました。
ぜひ、9期公演のパンフを見て、それを感じて欲しいです。

そして、1day COMMON BEATなども通じていろいろシェアできたらいいなぁと、思っています。

2008年10月12日

社会発信プログラム G+

先日、10期のミュージカルプログラムの見学に行きました。

私はほとんど現場に顔を出すことがなく、最初と途中に1回、そして公演の時という感じです。

現場は現場のみんなにまかせっきりです。

もちろん、毎週専従ミーティングで詳細の報告ももらっているし、各期がどのように動いていてどのような問題点を持っていて、どんな様子かは理解しています。


共育プログラムの中で実施されるアクティビティーの1つに、G+(ジープラス)というプログラムがあります。

社会に発信したいことを寸劇やパフォーマンスなどで表すプログラムで、テーマはもちろん、脚本から演出、台本や配役などすべてをチームで話し合い、そして、決められた時間の中で発表するというものです。

ミュージカルは100人100日で作っていくものですが、実際にミュージカルや演劇などを作る過程を出演者が体験することで、作品作りという点における学びを得るプログラムです。


その発表の場があるということで、とても期待しながら現場に参加しました。

15組程度の発表がありましたが・・・


とにかくすごい!楽しかった!

クオリティーが高く、パフォーマンスやエンターテイメント性はさることながら、ひとりひとりの存在感もとてもすばらしいものでした。

真面目なテーマや涙を誘う話もあれば、ユーモアも盛りだくさん!

本当にひとりひとりが輝いていました。

10期は26分で100人の応募で締め切ったという前代未聞の情熱キャストです。


「なるほど!」と思う、そんなメンバーです。

昨年にG+コンペディションというのを実施しましたが、その動機はこのG+をいろいろな人に見て欲しい!体験してほしい!というものでした。

本当にこの内容もぜひ見て欲しいと思うものばかりです。


実は来たる10月18日に、体験Dayというのを実施します。

今回は初となりますが、プログラム内で実施されたこのG+を一般公開します!

ぜひおこしください。


10期もラスト1ヶ月という状況にさしかかりラストスパートです。

みなさん、ぜひこの機会に応援に駆けつけて、ワクワクをもらってくださいね!




2008年11月27日

マニュアルのない活動

コモンビートの活動には、一切、マニュアルというべきものがありません。

ミュージカルの実施も、演技や歌などの指導にも、一切ありません。

「マニュアルがない」ということはどういうことかというと、毎回のプログラムを1から作るということになるのです。

コモンビートは、「集まる人に最適なプログラムを提供したい」と考えているので、「集まってから考える」というスタンスがあります。

だから、毎回、総合演出であるハンチュソンは、ひとりひとりと話をしていろいろなことを感じ受け取り、膨大な時間を費やして、集まった人に合った内容をその時々、その場で作っていくのです。

そして運営するスタッフ側も同じく、情報は渡すものの、過去の事例や前提に囚われることなく、毎回自分たちで作り上げるということを意識しています。

マニュアルはないので、「経験者から経験を受け継ぐ」ということをしなければなりません。

なんとも非効率で時間のかかることをしていますが、実はこの作業がとても大切なのです。


マニュアル化すれば運営は楽になりますが、創造性が失われます。

また、マニュアルの冊子にある情報になってしまうので、そこに書かれていることだけが「すべて」になってしまう危険性があります。

そして、経験を受け継ぐための人と人とのコミュニケーションが失われてしまいます。


世の中は便利になってすべてが効率化されています。

ですが、効率化されたことで短縮された時間が「過程」という、学びや関わりの時間をも失ってしまうことは、あまり意識されません。

「過程」にある、手続き1つ1つがとても大きな資産になっています。


もちろん、運営をしている中で効率化を図る必要は当然ながらあります。


しかし、効率化すべきことと効率化すべきでないことがあるということ。


コモンビートの活動を通じて、私たちもいろいろ気付かされる毎日です。



2009年1月26日

国のNPOに対する考え方を学ぶ

今日は民主党本部に行って来ました。

・・・政治の世界へ進出か?

なんてわけはありません。


NPO関連予算公開ヒアリング

公聴会のようなもので、来年度のNPO関連予算公開ヒアリングというものが、民主党さん主催で行われました。


永田町で降りるのはよくあれど、政党の党本部へ行くということはさすがに初めてでした。

やはり議員さんや各省庁の方々の姿も多く、あまり普段は触れない雰囲気でした。


内容としては、すべての省の方がNPOやNGOにおける予算案を説明するものです。

外務省、総務省、経済産業省、環境省、厚生労働省、文部科学省、農林水産省、国土交通省、内閣府と、9の省と府の方々が次々に来られ、およそ7時間ほどの長丁場でした。

今日この場所に来たのは、やはり国のスタンスやNPOなどへの考え方、助成金や委託、入札といった公共事業などについての学びという点が多くありました。

私はすべての省庁に興味があったので、それぞれの省の特徴などもあって、とても楽しかったです。

特に、経済産業省の際にはソーシャルビジネスについての予算があったので、私から質問もさせていただきました。


「企業もNPOも社会的意義を持っており、また、それぞれ共にビジネス視点がなければ経営することはできません。

そこで、2つ質問があります。

① 企業の社会性と、NPOのビジネス化、どちらに主眼を置かれているのか?

② その際に社会性とビジネスについてどのような基準を考えているのか。収益性の低いビジネスは単に経営が下手な場合もあれば、問題解決というわかりやすい社会目的を持っていない場合もあるためです。」


この答えについては明確な答えはいただけませんでした。

省の担当の方は公務員でもあるのか、利益を上げることと社会性を追求することについて、感覚的な理解はされていないような気がしました。

民間はすべてこの2つは大きなテーマですし、これが明確でなければいまどきの経済では取り残されてしまいます。

そして、経済産業省がソーシャルビジネスというのであれば、その定義や基準についても明確な答えがなければなりません。

それができなければ、既存の企業やNPOと別の分野でソーシャルビジネスという曖昧なカテゴリーを作ることで、新たな摩擦を生むだけですから。

僕はある意味、すべての企業体はソーシャルビジネスでなくてはならないでしょうし、その中で公益性ということの基準を作って助成していくべきだと思います。


しかしコモンビートとしては該当する助成を探すのが大変そうです。

芸術の振興でもなく、子供の支援でもなく、異文化交流でもありません。

今日放送されたラジオでもお話しましたが、明確な問題解決のためには助成は付くけれど、「魅力溢れる人材を育てる」ということは、それぞれで頑張ってくださいということのようです。

がんばります。笑


2009年2月20日

コモンビートの第5期の決算終了

コモンビートがNPO法人として活動をはじめて5年が経ちました。

東京都の認証を経てNPOの法人格て活動をしているので、団体として税務上の公開義務などがあります。

NPO法人の会計は、目的事業と収益事業、課税と非課税、都庁へ提出資料作りなど、通常の営利法人の会計よりもとても複雑です。

コモンビートの活動そものはすべてが目的事業ではあるのですが、実は100人100日プログラムは「興行」であるので課税される事業となってしまうのです。

これが課税されたら辛いなぁ、、、とは思いつつもそういうルールなのでルールに従って会計処理もしています。

コモンビートを支えてくれる会員も500名を超え、年間東名阪で300人がキャストとして活躍し、興行も年間13000人に見てもらえるようになりました。

ですから、情熱や感受性で勢い重視!という面は持ちつつも、扱う金額が膨らんでいくのでしっかりと運営をしなくてはなりません。

昨年からようやく経理や財務の体制が円滑に動き出し、12月末の期末を終えてからおよそ1ヵ月半で決算を終了し、総会の準備を進めることができました。

この間の作業も、本当に多くの人がボランティアで伝票整理に協力してくれたり、伝票の仕分けや入力などを手伝ってくれました。

そして総会にあたって、年間何十ものプロジェクトが動いている中、それぞれに活動報告を書いてもらいました。

その活動は何ページにもわたるもので、それを見ているだけで「みんながんばったなぁ~」と心から熱いものがこみ上げてきます。

会員の皆さんにはそろそろ総会資料がお手元に届く頃です。

ぜひ、総会に参加していろいろな意見交換などしていい団体にしていきたい、そう思っています。

2009年3月31日

問題解決型から価値創造型へ


コモンビートはどんな問題解決に取り組んでいますか?


NPOという活動をしていると、このような質問をいつも受けます。

もちろん多くのNPOやNGOは、「問題解決」をテーマにしていることろが多いからなのかもしれません。

私は、時代が移り行く中で、大切にしてゆかなければならないものが何か?失われていくものは何か?ということを常に考えています。

特に、社会の技術進歩の過程で、便利さと引き換えに失われた多くの事柄に関心があります。

便利さはいけないものではありません。

便利を捨てて太古に戻ればいいというものでもないですから、時代は進化も受け入れなくてはなりません。


これまで、「人の生活の豊かさ」は「経済」にあったかのかもしれません。

経済成長を大義名分に技術革新を進め、一方で公害までもを容認してきました。

モクモクと黒い煙を出す煙突は、「近代化の象徴」といわれる時代さえあったのです。

私たちはそうした経済成長があったからこそ今日があるということを忘れてはなりません。


一方、そうした中で人の意識が変わってきたように思います。

「豊かさの基準」です。

悲惨な事件や事故が相次ぎ、地球環境の未来さえ危ぶまれる中、「何だかおかしい」と警笛を発する人が増えてきました。

そうなると今度は考えがいきなり一転し、「すべて悪い」となってしまう傾向があります。

これまでのすべてを否定するかのように、すぐに方向転換する人がいます。

昨日までいい人だったのに、今日から悪い人です。

どうも最近はそうした「過剰反応な問題」が横行しているようにも思えます。


とてもおかしな現象が多発しています。


運動会での競争に順番がつかないのはナゼでしょうか?

足の遅い子どもの親が、「わが子が恥ずかしい」「いじめられる」と騒ぐのです。

でもどうでしょう。

足が遅いのは、何か問題でしょうか?

その子の足が遅くとも、もしかしたら投げることは得意かもしれません。

歌を歌えば誰よりも優れているかもしれません。


問題に焦点が当たればそれが大きな問題に感じますが、他に焦点が当たっていれば何ら問題にさえ感じない場合がほとんどです。

人は「できないことだらけ」です。

万能な人などいません。


またこんな話もあります。


子どもたちに「あなたの宝物は何?」と聞くと、9割の子どもが「Nintendo DS」だというそうです。

確かに問題かもしれません。

でも僕らの子どもの時には、ファミコンの全盛期でした。

もちろんその頃も問題化されていたかもしれません。

でもどうでしょう?

大人が「Nintendo DS」以上に楽しいことを教えていないのではないでしょうか?

そういうことを教えられない大人が、「Nintendo DS」のせいにしているだけにすぎません。


では、「Nintendo DS」を子どもから奪えばば問題は解決するでしょうか?

大人にとっては問題の解決になるかもしれません。

心配が1つ減ったからでしょう。

でもきっと、誰かから借りたり、こっそり寝静まった夜中の布団の中でやっていることでしょう。

誰にでもそんな経験はあるはずです。

強引に退かせば、反発が起こります。


問題の解決というのはそんな簡単なことではありません。

私たちは問題解決そのものに取り組んで、問題を直接的に排除したり改善したりすることが得策ではないでしょう。


私たちはそんなときに、新しい価値を見つけ出していくことで、世の中がよりよい方向に変わっていくと思っています。


たとえば「Nintendo DS」が問題であるなら、それよりも楽しいものを与えることができる大人、またはそれよりも楽しいことを実践している大人がそこに居てほしいと思っています。


人は楽しいことに興味を惹かれます。

それは、楽しそうにしている「人」に興味が沸くのかもしれません。

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