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スピリット アーカイブ

2008年9月 5日

華やかな場所があるから、がんばれる

コモンビートは、「感受性を高め情熱溢れる社会づくりに貢献したい!」というミッションを描いて活動しています。

そのために、いろいろなアクティビティを開発し、ミュージカルというプログラムで実践しています。

毎期100人のキャストが集まりまり、3公演で約13,000人もの方に来場いただきます。

これを東京、大阪、名古屋と3箇所でやっているので、年間キャストが300人で合計4万人ほどの方にアピールできることになります。

たった100日ですが、100人の人が表情豊かに、やさしさや協力することの大切さや難しさなどを体感して身につけています。

一般的には1日のセミナーなどがありますが、翌日には忘れてしまうか長くとも数日くらいしか効き目がありません。

100人が100日かけ、体当たりしながら実践で学んでいった体験は、それほど簡単に忘れてしまうようなものではありません。

一般的には「楽しそう」にしているので遊んでいるかのようにも見えるようですが、中身は生ぬるくはありません。

コモンビートは優しい人が集まって楽しそうにしていると思うかもしれませんが、実社会と同じくらいの厳しさがあります。

いや、体当たりをしていくという点では、泣いたり笑ったり、踊ったり歌ったり・・・かなり体力も必要となりす。

一般社会で活躍する社会人が平日ガッツリ仕事をして、そして本来なら疲れを取りたい土日に、さらにこうした体当たりプログラムをしているのです。

時間のある人がやっているのではなく、時間のない人が自己成長やチャレンジのためにしています。

そして、スタッフはそのチャレンジを受け止め、キャストの成長をサポートするために、それ以上の厳しさの中で運営をしています。

公演というのは一見、華やかなように見えます。

そう、華やかな場所があるからこそがんばれる、そう思います。

普段の仕事でもそうですよね。

何かの達成のために喜んだり、その感動を分かち合うために毎日がんばっているはずです。

コモンビートは特殊であって特殊でない。

一般社会となんら変わらない厳しさがあり、そしてそれ以上の楽しさや喜びがあると思います。



2008年9月 6日

情熱とは、あきらめないこと

コモンビートのキャストやスタッフの中には、コモンビートへ参加することに躊躇したという人がいます。

それは当然のことで、躊躇はしてちゃんと見極めてもらったほうがいいし、怪しいと思ったらできるだけ早めにやめてもらったほうがいいと思います。

自分たちが常に正しいことをしているかどうかは、私たち自身が判断することじゃなく、参加する人や社会に判断してもらうべきだと思っています。

参加した人の中にも、親や恋人に反対されたという話はよく聞きます。

参加していることを誰にも言わずに参加している人もいます。

でも、参加したい!という本人の気持ちで参加しているので、それを僕らは応援したいと思います。

コモンビートの活動は「楽しそう」なのでいろいろ誤解されやすいと思います。

NPOだから怪しいという人もいますし、私がベンチャー企業を経営していることから「こうじの税金対策だって親に言われた」などと言われてショックを受けたこともあります。

世の中にはいろいろな人がいろいろな考え方を持っていますから、いろいろな見え方や意見を聞くことは私にとってとても勉強になります。

でも、悪く言われることはあまり気持ちがよくありませんし、少なくとも「良いことをやっているはずだ」と思っているので、良く思われるにこしたことはありません。

悪く言われたことによって傷つくのは、言われたキャストでありスタッフです。

僕はそれに対してとても申し訳ない気持ちになります。

本当に僕の力不足で申し訳ないと、思っています。

もっと社会に認められる団体になるべきだし、そうした人たちにも応援してもらえるようなアプローチの方法はあるでしょうし、もっとわかりやすい見せ方があるのだと思います。

日々私たちも伝え方に試行錯誤しています。

キャストやスタッフが体当たりでチャレンジするように、私たちも体当たりでチャレンジしています。


感受性とか情熱とか、ちょっとわかりにくいかもしれないけど、このちょっとヘンになってきた世の中には絶対に必要だ!


コモンビートの活動を全部理解してもらえなくとも、こうした思いを多くの人に伝えたいと思っています。

キャストもスタッフも、みんなこの思いは一緒です。

きっと伝わる日がくると思いますし、それを諦めてはならないと思います。

情熱とは諦めないことだと思うからです。


きっとどこかではわかってくれているはずですから。


2008年9月10日

最高の魅力と愛嬌、妥協しない活動

先日、平日に理事会を開催しました。

通常は毎月一回、土曜日の午前に、「団体の未来をみんなで考えよう」というビジョンミーティングを実施し、午後から理事会を開催しています。

ただ今回はミュージカルが3地域で回っていることから平日夜にしか時間がとれず、しかもこの日にしか取れないという状況になったため、夜の8時から始まり、終わったのは午前0時という白熱状態。

チュソンは金曜日の夜行バスから関西に移動し、土日の練習を率い、月曜日には関西地区での営業を行い、夜には関西リーダーミーティングに参加し、そのまま夜行バスで東京に移動し、昼間に業務をこなし、夕方から専従ミーティングを実施した後に、一番ヘビーな理事会という・・・・何とも超ハードなスケジュールでした。

そんな中でわずか数時間の話ではあったものの、この5年間で実施できている現状と、来期以降の展開について議論を交わしました。

来期の計画については改めて発表するとして、その内容や決める過程についてがとてもコモンビートらしいなぁ、と改めて実感。

話としては、来期以降の予算計画の中で1つのシュミレーションをしたのですが、現在の年間3期体制から4期体制に増やすことを仮定し、それが可能かどうかについて議論をしたのです。

その中での議論で一番中心となったのは、プログラムの質を下げないで増やすことができるのか?という点。

そう、僕らは常に100%のパワーをその期毎に注ぎたい。
でも、現在のように3期に渡って活動していると、どうしても分散される。
それがもっと増えたらどうなるのか?
どうしたらそれが可能なのか?

増やすことによるメリットやデメリットなど、さんざんいろいろと話をしたのです。

結果としては、共育プログラムの質を高めるためにどうすべきか?という点に絞られ、僕らがもっと魅力的なプログラム作りを行い、もっと自主性や協調性、情熱や感受性を高めることができるようなプログラムにすべきではないのか!?という話が終始に渡り議論されました。

その中で、僕ら動かす側がもっと魅力的な人材となり、団体がもっと魅力を増し、それに期待を感じて人が集まり、楽しくワクワクする時間を感じられるようなものにしなくちゃならない。。。
それが結論になりました。

いつもミーティングでは、例外なくゼロから発想し常に逆側からの視点や発想を繰り広げ、初めてその光景を見る人にとってはハラハラしてしまうようなミーティングです。
僕らにとってはそのキャッチボールが、お互いの信頼関係が強固だから、どんな玉を投げても全然怖くないという中で「例外なし」のミーティングになります。

僕らのキャストやスタッフが、コモンビートに関われてよかったと思えるもの、そしてそれを支えてくれる方々が「コモンビートに関わってからステキになったね」と言われるような、そんな活動にしてゆかなくてはなりません。

だからこそ、僕らも常に100%以上のパワーで望み、100%のプログラムを提供する義務があり、それが1%でも欠けるのであればコモンビートではなくなり、一般的な研修会社や演劇団体のようにになってしまう。


僕らが100%を言い切れないものはやめよう。

最高の魅力と愛嬌で、みんなを惹きつけることのできるものしよう。


コモンビートの核が、こんな強く揺るぎのない信念を持っていること、そして何を大切にし進んでいくのかということを再度確認できた、そんな理事会でした。


来年からも楽しくなります。

でも、来年は今年があってこその来年です。

これから始まる9公演、すべて満席で大成功に終わらせる覚悟は、僕らだけじゃなくスタッフもキャストも、それを支えてくれるメンバーも同じです。


きっと、この思いは未来を変える。


そう思えてなりません。


2008年12月13日

情熱が目覚める活動

熱い気持ちが未来をつくる


というフレーズはコモンビートのスローガンの一部です。


熱い気持ち = 情熱


情熱は、すばらしい技術を生み、すばらしい芸術を現代の伝えています。

私たちも素敵な未来を作るために、この情熱が欠かせないものだと思っています。


情熱は教えられて学べるものではありません。

「気合を入れろ!」といって殴っても、情熱は沸いてきません。


情熱的になれる対象は個人それぞれによって異なりますが、「情熱が沸く」ことを知ることはとても貴重な体験だと思います。


「子供の頃には夢中になれたけれど今は夢中になれるものがない。」といったような話をよくききます。

仕事もプライベートも、何だかわからないけど、アツくなれないと。

そして、「熱く」なっている人を「冷めた」目で見るという風潮が一部にあることで、それを躊躇する人もいまることでしょう。


どうも現代は便利になった分だけ、無機質も生み出しているように思います。

近代化を否定するわけではありませんが、弊害はたくさん出ているような気がします。


ヘッドフォンで音楽を聞き自分の世界にだけ入り、電車に乗っても携帯との会話をし、人にぶつかろうが寄りかかろうが、他人との関わりを全く遮断して個人の世界に入ってしまうこともあります。

これはもしかしたら、無機質な世界から自分を守ろうとしているのかもしれません。

有機的になることに勇気がいる世の中なのかもしれません。


コモンビートは、誰もが一度は情熱的になったことがあるその細胞を目覚めるような役割をしています。

子供のように夢中になってがむしゃらに体当たりもしますが、それを大人として自分のものにしていくというプログラムを提供しています。


単にがむしゃらでは、単にテンションが高いだけになってしまい、その場が楽しいだけの「お遊び」になってしまうでしょう。

自分の夢中と他人の夢中が重なり、1人の情熱と他人の情熱がぶつかり合いそして融合したときに、想像以上のワクワクが生まれてくることでしょう。


情熱には、ワクワクといった楽しさ、そしてその情熱を傾けた結果、得られるものがあってこそだと思います。

それは単にお金のようなものではなく、「ありがとう」という気持ちや感謝のような、見えない価値に燃えることも多いように思います。


私たちはこうした情熱が少しでも多くの人に「着火」できたらいいなと思って活動しています。



2009年2月 1日

人間力とは?

人間力という言葉がいつからか使われています。

人間なのに人間力という表現をしなくてはならない、そんな時代なのですね。

「コモンビートは、人間力を鍛えるのですね。」と言われることがあります。

もしかしたらそうなのかな?と思う点がいくつかあります。

今日の経済状況はとても不安定で、今後景気は後退すると言われています。

「不安定」という言葉は「安定していない」という意味ですが、果たして常に安定している世の中などあるのでしょうか?

少なからずすべてのものは安定していないものです。


昼と夜があり、照度は常に安定していません。

季節が変わり、気温や気圧、湿度や水温も安定していません。

雲が出たり雨が降ったり、天気になったり気候も常に変化しています。

毎日のように株式相場は変わり、為替もガソリンの値段も、毎日のスーパーの食品の値段も変わります。

そして私たちの気持ちも、こうした変化によって常に変わっています。


基本的にすべてが不安定で、言うなれば海に浮かんでいる船のようなものです。

常に一定の波が来るわけではありませんが、私たちは水平を保つために体中の筋肉に指令を出して平常を装っています。


ですから常に安定はなく、常に不安定であることを前提と考えれば、多少の例外的な不安定にも対応することができるはずです。

「きっとそんなものは来ない」と思っていたり、見てみぬフリをすることもあるでしょう。

でも、例外的な不安定さは必ず来るのです。

戦後の日本は、安定した生活を夢見て安定志向になってきました。

不安定な経済から抜け出すことはとても重要でした。

しかし、これほど物に囲まれとても便利になったことで、安定が当たり前となって不安さへの対応力や調整力のようなものはとても低下したことでしょう。

終身雇用制のような安定志向はもうなく、すべての人が自分で生き抜いていかなくてはならない次代になってきました。


言葉は社会的背景を映しています。

人間力という言葉はは「生命力」に近いかもしれません。

コモンビートは情熱や感受性ということをテーマとしていますが、生命力にはとても重要なものだと思っています。

そしてマニュアルもゴールも用意されていない中で、自らがゴールを設定し切磋琢磨していくこのミュージカルプログラムは、強い生命力を養うといっても過言ではない気がします。

もちろんこのプログラムで生命を奪われる危険性は全くありません。笑


自らと向き合って、自らに挑戦していく。

そのことが与えられたことをクリアしていくより、とても大変なことだと思います。


2009年2月14日

かっこいい大人を増やそう!

「大人って楽しそう!」


現代は子どもがそう思える社会でしょうか?

きっと子どもの目には、未来がワクワクするような社会に映っていないような気がしてなりません。

 ・ 家の夫婦がケンカを子どもはどう見ているでしょう?

 ・ 殺傷事件をショウのように映すワイドショウはどう感じるのでしょう?

 ・ 不景気で暗い話ばかりを聞いていたらどう感じるでしょう?

 ・ 大人が痴漢をして捕まっているのを見てどう思うのでしょう?

 ・ 赤信号は渡っちゃダメという大人が、歩行者横断歩道を信号無視している姿はどうでしょう?

 ・ ウソをついちゃダメという大人が、平気でウソをつくのはどうでしょう?

未来の不安そうな顔をしている大人を見て、子どもは何を感じるのでしょう?

子どもに

「大人って楽しいんですか?」

と聞かれたら、どう答えますか?

「大人って、楽しいぜ!頑張って大人になれよ!」

僕はこんな風に答えたいです。


大人は先に生まれた先生として教えようとします。

でも、私たちは大人になろうとして大人になったというよりも、時間が経てば大人として扱われるというのが大人の実態です。

大人は本当に子どもに何かを教えられるのでしょうか?


子どもは大人から学ぼうとしています。

学びの語源は「真似る」です。

大人の姿を「真似て」育ちます。

ですから、大人とそっくりな子どもが育ちます。


「この親にしてこの子あり」

こんなことわざがあります。


ですから、親が「イキイキ」としていれば、子どもも「イキイキ」します。

親が楽しそうに人生をおくっていれば、子どもは人生が楽しいものだと感じます。

子どもが大人に憧れを持てば、早くこんな大人になりたい!と思うことでしょう。

「かっこいい大人」にマニュアルはありません。


子どもが憧れるようなそんな大人は、大人から見ても魅力的な人ですよね。


2009年3月 2日

歌は世界を変えられる!


第11期、愛知公演が無事終了いたしました!

100人が100日、汗だくになって走り抜けたこの公演は、本当に心に残る公演でした。

これまで、スタッフやキャストを支えていただいたみなさまに、心より感謝いたします。

ありがとうございます。


この愛知公演を実施している中部チームですが、たった4人の情熱が今回のような中部だけのキャストで3公演を実施するにまで至りました。

その間およそ1000日。

諦めず、仲間を信じて汗だくになって走り抜けてきました。

とくに昨年は、おいでん祭りでの大賞受賞に始まり、11期の2000枚を超えるチラシの配布など、大活躍でした。

そして今回、すべの公演を満席にし、約4000人の方の心に火をつけました。

勤労会館の掃除の方の心にまで火をつけてしまいました。


今回の公演を見て、僕の中には1つ確信が持てました。


歌が世界を変えられる!


歌を歌っている人の希望が、ひとりひとりに勇気を与え、
1つ1つのメロディーと言葉が、世界を良い方向に変えていくに違いない。

僕はそれを確信しました。

諦めず、歌い続けよう!


歌を歌おう。願いを乗せて。


2009年5月18日

5周年記念合宿を終えて


5周年合宿

この週末、2009年5月16~17日は、御殿場で5周年記念合宿がありました。

このイベントに全国から200人以上のメンバーが集結。

その顔をひとりひとり見ているだけで感無量な、そんなステキな時間でした。


まず施設がでかいのですが、バスケコート3面分もある巨大体育館。

施設は迷子になりそうなくらい広い場所。


オープニングでは各理事が全員歴代Tシャツを着込んだ学ランで登場。そして理事などコアスタッフによる人間ピラミッドで始めるなど、いつも変わらずみんなを楽しませることに全力を注ぐ熱いスタッフたち。
(もちろん僕も最下段で手がプルプルしてましたが。)

そしていつもミュージカルでやっているようなアクティビティをしてから、各地の合唱団による歌が始まり、続いてお待ちかねの新作ミュージカル「NACATOPIA」の初上演。

2ヶ月で仕上げたミュージカルなのですが、見てくれたみんなにはとても衝撃的で、コモンビートの未来が「どかーーーん!」と広がったようです。


夜は恒例のキャンプファイヤー。

火を囲むというのは太古の昔からあったのでしょうが、やっぱり私たちの心も天まで燃え尽きるほど踊っていました。

次の日には運動会が始まり、騎馬戦やら全員でのリレーやら。

いつもいつも、全力の大人たち。

最後には歴代のミュージカルの総集編映像を見たり、コモンビート会員なら知っている「コモン座衛門」さんも未来から来たり!?などして、10周年の再会を誓って終わりました。

5年前、こんな状態を想像することなんてなかったでしょう。

もちろん、「ステキな未来はきっと来るんだろう。」とは思っていたものの、こんなステキな仲間たちに囲まれていることは、やはりその場になってみないとわからない気持ちです。

最後の締めの言葉も、言葉に出すことがチープと思ってしまうほどの気持ちになって、あまりうまく話ができませんでした。

その時に1つだけちゃんと話できたこと。

それは、運動会のリレーの話です。


最初のランナーから超本気の走りに始まり、そこから30周近く200人のメンバーがどんどんバトンを繋いでいく・・・

その姿を見てこの5年間のことを思い出しました。

僕らは、本当にがむしゃらに走り抜けてきました。

次のランナーは見えないけれど、いることを信じて。

もちろん汗だくになって夢中で走っているけど、それも楽しんでいました。

ナゼ走っているのか?と聞かれても、「楽しいから。」だったのかもしれません。

「次のランナーがどんな人なのかを見たかっただけ」なのかもしれません。

誰かとの競争じゃなく、自分たちが走りたい一心で走ってきたのでしょう。


気づいたらみんなで走っていた。

そして応援してくれる仲間がいっぱいいた。

たったそれだけのことなのだと思います。


何かの解決をゴールにしたら、こんなことはなかったでしょう。

計画通りに進んだら、計画以上の感動はなかったでしょう。

これからも全力で走っていこう。

みんなとなら、ステキな未来が描ける。

そんなとても大きな確信が、みんなにも生まれた日。


5年後がとても楽しみな、そんな5周年のイベントでした。

みんなありがとう。これからもよろしくね!

2009年7月12日

便利で不便、簡単で複雑

ちょっと不便なコモンビート


「毎日、すごく便利なものに囲まれて生活をしているなぁ」

最近特に実感します。

現代に生まれてよかったなぁと思うこともたくさんあります。

たとえば「もし車や電車がなかったなら?」と考えると、いまあるものがとても愛おしくなります。

そうした物たちも、いろいろな人たちが「なんとかしよう!」と考え、情熱とアイデアを持ち寄って実現したものばかりです。

私たちの今の生活はそうした人たちの情熱の上に成り立っているともいえるでしょう。


ただ最近、「本当にそれって必要なの?」と思ってしまうようなものにも出会います。

過剰な便利さ」に疲れることがあります。

便利というのは、継続すると慣れてしまい、一定以上になると不要になったりします。

過剰サービスみたいなものも多く、いらないものまで受け取らされてしまうこともあります。

タダだからいいでしょ?と言わんばかりのものも多くあります。

また、便利さを悪用されることで、とても不便さを生み出しているものもたくさんあります。


たとえばメールもその1つです。

世の中にはスパムメールというものがあります。

自分が必要としないメールを大量に送りつけられる、あのメールです。

何か目的を持って送られるものもありますが、愉快犯がやっている場合もあります。

メールはとっても便利な機能ですが、悪用されるととても不便になります。


コモンビートでは大量のメーリングリストが動いています。

こうした中にメールが紛れ込んできます。

迷惑メールフィルターなるものがありますが、なりすましメールなどで誰かのフリをしてメールをするものもあります。

もうイタチゴッコです。

便利なメーリングリストですが、こうしたメールを完全に防ぐためにさらにお金をかける必要がでてきたり、誰かがこの対策を練るために労力を使ったりします。

タダで便利でも、実際には大きなコストを要してしまうわけです。

コモンビートでも日々対策をしていますが、これらの迷惑メールがゼロになることはありないわけで、無駄な戦いをせざるをえない状況です。


便利を過信するととても不便さを生み出します。

便利だからこそ、ちょっとしたことで不便さを感じてしまうのです。

とても便利で簡単な操作でできるものも、最近はその仕組みが高度になってきているので、簡単な分だけ中はとても複雑な構造になっています。

ですから、使っている側の簡単さとは裏腹になっています。


僕はIT関係で15年以上に渡り仕事をしてきました。

だからというわけではありませんが、ITについての便利さをよく知っています。

インターネットが生まれる瞬間から進化の過程を見てきました。

スパムメールがない時代もあったのです。

アナログな時代から何が移り変わり何が変わらなかったかというのをいろいろ感じてきました。

IT育ちな人人やここ最近ITという方はそれらが当たり前と思うかもしれません。

便利を選ばないことを鼻で笑う人もいるでしょう。

僕もいろいろなものが便利になっていく中で、便利さを過信してしまったことはあります。

便利さを知って間もないころは、便利さを過信しすぎる傾向にあるので、なんでも実現してくれると思いがちなのです。

でもその幻想はすぐに解けてしまいます。


そんな時間を15年も過ぎて、なぜ、こんなアナログ的なコモンビートを立ち上げたのか?

そういう質問もよく受けます。


便利さが解決してくれることもあるでしょうが、便利さの分だけ不便さを生み出してしまうものだとわかったからです。


便利は確実に不便を生み出し、簡単にすればするほど複雑になるのです。


だからとっても便利はいらないわけではありません。

ちょっと便利くらいが不便を生み出さない限界なのかもしれません。

だからコモンビートでは、ちょっとITくらいにしています。


たとえばCD屋さんでは店員のオススメは手書きですよね。

印刷でもできるのに、わざわざ手書きにしている理由があります。

印刷は情報が確実に伝わるでしょうが、手書きは少々見にくくても気持ちが伝わるからではないでしょうか?

メールなどのテキストだけで伝わらないから、絵文字や顔文字が出てきたのでしょう。


便利さの中で省かれた過程には、無駄と思える部分はたくさんあるでしょう。

でも、そこには本質が詰まっていたり、その過程に意味があったりするものです。

コモンビートはそうした便利さを利用しつつも、全部を便利にしたり簡単にしません。


ちょっと不便なコモンビートでありつづけることで、何かを見つめ直すことができる空間を提供できるのではないかと思っています。

一歩手前くらいの不便だと、いろいろ改善や工夫したくなり、頭が回転し始めるようです。

とてもいいことですね。


2010年1月27日

「いいことをやっている」わけではない


「コモンビートはいいことをやっているのか?」

そう聞かれたら、

「いいことをやっているね。と言われたいです。」

と答えます。

 

いいこととか悪いこととかは、自分たちが決めるものではありません。

評価されてはじめてわかることではないでしょうか?

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2010年1月31日

軍事用語は無意識に相手を攻撃する

 


私は普段、企業の経営やそのサポートをしています。

企業が使う言葉の多くに、軍事用語(戦争用語)が使われることが多くあります。

競争社会だから仕方がないといえばそうですが、私も使います。

たとえば、、、

 ・ 経営戦略、事業戦略、企業戦略、営業戦略

 ・ アタック、メール攻撃、ターゲット

 ・ 作戦、戦略、戦術

などです。

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2010年3月 1日

新たな一歩に、感謝を込めて

14期へご来場いただきありがとうございます。

また、プログラム期間と公演を支えてくれたみなさま、ありがとうございます。

毎回チャレンジしていますが、今回は本当に多くのチャレンジがありました。

 ・ 初の神戸公演
 ・ 2000人を超えるホールでの開催
 ・ 1000人のファミリー招待公演

そのほか、パンフレット募金を実施したり、ツイッターで実況中継したり、サンテレビさんで告知いただいたりなど、多くことを実施しました。

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2010年3月17日

第6期総会&アワードが終了!

総会&アワード

平成21年度 第六期コモンビート総会&アワードが終わりました。

もう21年は終わっているのですが、12月末が期末なのでそれから決算作業を行い約2ヶ月。

召集通知発送から出席確認をいただき、そして3月13日、名古屋での総会開催となりました。

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2010年4月15日

始めるから、始まる

始めるから始まる

何事も、始めなければ、始まらない。

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2010年5月12日

NPOと投資

投資はお金だけではありません

NPOに関わる人と話をする中で、投資という言葉の印象がとても悪いようです。

株式投資のイメージが強く、お金の臭いがして拒絶感を持っている人が多いようです。

投資にはリターンがあり、それがすなわち「お金」と受け取られているのでしょう。

では、NPOと投資は遠い存在なのでしょうか?

私はその逆で、とても密接な関係だと感じています。

 

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2010年5月17日

最短ルート

帆船

数学では、「点と点を繋いだ直線が最短」と教えられます。

でも、私たちの人生は、いつもそんな最短があるわけではありません。

直線だからといって、すべてが効率的で早いかというと、そうでもないことがたくさんあります。


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2010年5月23日

自分のもの

じぶんのもの


私たちはよく、「自分のもの」であるかのような勘違いをしてしまいます。

この勘違いは、人々の対立、社会の不安定、未来への不安を引き起こす原因の1つなのかもしれません。

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2010年6月20日

同質の集まり、異質の集まり


 


「コモンビートは、どんな人に参加してもらいたいのですか?」

 

こういう質問をよく受けます。

私は、

 

「活動に共感してやる気があれば、誰でもWelcomeです」

 

と答えています。

コモンビートは、「やりたい気持ちが参加資格」で集まった100人がミュージカルを作ります。

初顔合わせの初日まで、一体どんな人が集まったのかさえ、私たちにはわかりません。

でも、それこそがコモンビートのプログラムなのです。

 

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2010年7月 9日

社会貢献?

最近、社会貢献という言葉が溢れています。

 

社会貢献という言葉がこうして浸透したことはとてもいいことですね。

でもどんな言葉でも浸透してしまうと、「何でもかんでも社会貢献」となってしまいがちです。

言葉は生き物です。

今こそ、社会貢献という言葉と向き合う時期なのかもしれません。

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2010年7月19日

調和と同化


コモンビートは様々な個性の集まる組織です

個性豊かな大人がそれぞれの想いで、自らの意志で参加をしています
 

「ひとりひとり 違うからこそ美しい」
 

僕らがとても大切にしているスピリットです。

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2010年7月31日

15期公演、ご来場いただきありがとうございました!

みなさま、暑い中、ご来場いただきありがとうございました。
 
15期公演、満席で無事に終了いたしました。
 

今回は、2000人の開場を3公演実施し、これまでにない規模となりました。

コモンビートも新しいチャレンジに挑戦し、そして、成長する機会をいただきました。

スタッフ、キャストにとって100日間が終わり、新たな一歩を踏み出します。

 

それぞれのフィールドで社会で、活躍していきます。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

2010年11月27日

子育てとコモンビート

8月に我が子どもが生まれて、まもなく4ヶ月が経ちます。

多少は慣れたものの、すべてが子どものペースで進む毎日に、戸惑っている暇もなくあっという間に時間が過ぎます。

刺激的で、苦労しながらの日々ですが、こうした時間を通じていろいろ感じることがたくさんあります。

 *

まず自分が同じような「赤ちゃんであったこと」を実感します。

自分はこんなに泣かなかったなんて、記憶もありません。もっと手がかかったかもしれません。

こうして今を自分のチカラで生きているようなフリをしていますが、自分の手でできたことなど、ほとんどないのかもしれません。

 *

子どもは笑わせると笑います。

楽しいから笑っているのではなく、笑うから楽しくなります。

こちらも必死に笑顔を作って笑わせると、その気合いの入り方によって泣いている子どもも笑います。

たかが笑いですが、中途半端に諦めると、通じません。

まだまだいっぱいありますが、コモンビートが活動の中で大切にしていることが、子育ての中にもたくさんあることを実感します。

 ・ 本気で向き合うこと
 ・ 自分ひとりで生きていないこと
 ・ 過去があり、現在があり、未来があること

いろいろな感情が生まれます。

そうしたことをいろいろ考えると、「コモンビートは特別なことをしていない」ということを再認識します。

何か特別な能力、何か特別な技術、何か特別な指導があるからではなく、
当たり前のことをちゃんとしていくことが大切。
そのことがなかなかできない、ということなのですね。

その根本的な考えや気持ちに気づけば、表層的・対処的な言動は少なくなり、
皆が自分自身に自信と責任を持っていくのではないでしょうか。

 
そうした人によって社会を創り上げられれば、とてもいい未来が待っているはず、

そんなことを考える日々です。

2010年12月17日

ちょうどいい世界


なんて素晴らしい日々なんだろう。
 

僕は、毎日そう感じる。

もちろん、いろんな日があるけれど、必ず明日があるから。

記憶も、ちょうどよく忘れることをしてくれる。

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2011年2月21日

17期応援ありがとうございました

コモンビート 17期中部公演にご来場いただきありがとうございました。

100人が100日を走りきりました。

そしてこの公演を迎え、多くの方々と時間を共有できたことがとても嬉しく思っています。

 
熱い大人が社会を変える!

そうした私たちの想いをひとりひとりのお客さんに届けたい、そんな想いの活動です。

1人でも多くの大人が、それぞれのチャレンジをしていくこと、

私たちはそうした大人の姿勢が、未来を明るくすると思っています。

大人を見て、憧れ、成長する子どもたちが、これからの社会を作っていくことでしょう。

未来にワクワクしない社会には、魅力がありません。

 
理想の社会を口にしても、現実は変わりません。

政治を嘆き批判をしたところで、社会は変わりません。

私たちひとりひとりが、意識し行動していくことで、少しづつ社会が変わっていくことでしょう。

すべてがある日、突然に変わるものでもありません。

でも、少しづつ、ひとりひとりの毎日が変わっていけば、きっと未来は良い方向に進んでいくはずです。

そのためには、まず、大人が一歩踏み出すことではないでしょうか。

未来に向けて、これからも一歩一歩、社会を良いものにしていけたらと思います。

 

17期キャストも、今日、101日目が旅立ちの瞬間です。

社会で活躍するキャストたちを、どうぞこれからも応援してください!

2011年3月13日

今、私たちひとりひとりにできること

毎日、テレビが現地の状況を報道しています。

でも、そろそろ同じ映像を繰り返し流し、すべての局が同じ情報を出すことの意味がないことに気付いてくれないかと思っています。

たぶん月曜日からは、現地の人の感情を無視したワイドショーが、取材に入って混乱を作るのでしょう。

原子炉の問題も、我々素人が見て推測したところで、何の解決にもなりません。

被爆覚悟で国民の命を守るために戦っている人を想い、気持ちを送ることが大切なのではないでしょうか。

 
ツイッターやメールでは不確定な情報やデマが多く流れています。

さすがに東京タワーの先っぽが曲がったのはデマかと疑いましたが、いろいろな情報は自分で確かめて、自己責任で行うべきです。もし間違った情報を流したなら、その訂正も自己責任ですべきです。責任転嫁をすべきではないし、言い訳もすべきでないでしょう。

そんなことをしている時間があるなら、もっと現状を受け止め未来を考えることに時間を使いたいものです。

 
「何かしなくては」という気持ちになるかもしれません。

でも、救援物資を送ったりや援助で被害地に行くなどという単純な発想は混乱を招くことでしょう。

我々が過去から受け継ぎ学んだことをしっかりと再認識し、未来に繋げるために、今、何をすべきかをじっくりと考えるべきです。

 

地震は一瞬ですが、復興は何年もかかり、世代を超えていくことです。

社会は簡単に元には戻りません。 

この災害復興は、とても気の長い話になることをしっかりと認識すべきです。

NZの地震もそうですし、過去の日本の災害でも、未だその影響は続いています。

未だに震災の影響を受けている人にとっては、自分たちのことが忘れ去られやしないか、不安なことだと思います。

事実が風化されぬよう、そしてこの現実、そして経験を知恵に変ていくことが大切です。

  

災害後72時間、一般の私たちにできることは限られています。

今回はそれ以上の時間がかかるかもしれません。

私たちができること、個人としては寄付がその1つかもしれません。

コモンビートの団体会員であるチャリティープラットフォームが運営しているJustGivingJapanが寄付の窓口を作っています。
私たちがこの週末に使うはずだったお金くらいは、まず、寄付してもいいのではないでしょうか。

JustGivingJapan

 

そして、それぞれが明日から企業に出社します。

会社は社会の一員です。

この影響を受けない会社などありません。

それぞれの会社、そして社員として、会社を通じて社会にできることが少しでもあるはずです。

そうしたことを話するだけでも、とても意味があることではないでしょうか。

 

そして、我々は普段からしていることで、この機会に再認識すべき大切なことがあります。

電力が足りないという現実が突きつけられている中、私たちができることがいくつもあります。

ある人は家電店に電話をして屋上の広告塔の電気を消してもらったそうです。

日本は、オイルショックから省エネ、節電を学びました。

今わたしたちは、こうした現実から、できることを学ぶべきです。

無駄に映像を繰り返すテレビを消すのが、最初にやるべきことかもひれません。

 

熱い気持ちが日本をつくる 感じるチカラが日本を育てる

私たちができること、考えれば無限にあります。

でも、想像力を働かせないと、かえって迷惑にもなります。

冷静な行動と、熱い気持ちを胸に行動していきましょう。

まだまだ復興はこれから。

そして、日本という国はこれから未来に同じことが起こらない保証はありません。

続く未来に向けて私たちが今すべきことを、ひとりひとりが考え、行動していきましょう。

2011年3月19日

できることから始めよう

本日、準備していたサイトが公開されました。
 

あなたのアクションで、日本の未来を支えよう
http://www.commonbeat.org/311/

 
ぜひ、みなさんの想いをお寄せください!
 

私たちも、何ができるかを多くの仲間たちと考えました。

いろいろな意見、ひとそれぞれに体験が違い、想いが違い、それらすべてを叶え、1つにするのはとても難しい時間でした。

何をしようにも、それに賛否両論はある。

でも、一部の懸念より、大多数の想いを形にしたい。

そう考えて、呼びかけ、100人以上の仲間からメッセージが集まりました。

 
私たちにできることは何か?
 

それにはいろいろな意見があります。

僕らコモンビートの仲間には、NGOで働いていた人もいれば、消防士も警察官もいます。

海外で働いている人もたくさんいます。

そうした仲間からのメッセージを見ていると、「コモンビートがんばれ!」と応援されている気がします。

 
募金、義援金集め、献血、イベントの自粛・・・

あらゆるアクションがあり、それ1つ1つに大切な意味があります。

それらに正解などなく、ひとりひとり1つ1つの想いが大切だと思います。

 
私たちもできることを考えて、そしてたどり着いたのは、ひとりひとりの行動を支援するというアクション。

私たちコモンビートが、多くのお金を集めて寄付する必要はなく、すでに集めている団体に多くの人を繋ぐ方が良いと思います。

私たちコモンビートが、物資を集めて届けるより、集めて届けている団体により多くの物資が届く方が良いと思います。

それぞれに持ち場があり、経験もあるプロフェッショナルな活動がたくさんあります。

見よう見まねで始めて、中途半端に終わるのは、かえって迷惑なこと。

募金や物資を集めることに情熱を燃やしている人の活動を浸食することにもなります。

 
だったら、連携すればいい。

個人でそういうことをしたいという人がいれば、そこに繋ぐことを支援したいと思います。

 
いますぐ私たちにできることはとっても少ないかもしれない。

でも、できることから、確実に、やれることを、継続していくことが大切だと思います。

だからこそ、私たちはメッセージを書き、アクションを促し、復興と背中合わせで活動している人たちを応援したいと考えました。

 
これから私たちの活動も正念場を迎えます。

トップページには宣言を掲載しましたが、可能な限りすべての計画は遂行したいと思っています。

それでもきっと困難は訪れます。

そしたらそのときに考えようと思いますし、そのことを理解してくれる仲間と乗り越えたいと思っています。

私たちNPOは社会のもの。

だからこそ、今、社会のために可能な活動をしたい。

私たちだからできる活動にこだわって、社会に貢献していきたいと思います。

2011年4月 2日

今、やれることはいくらでもある


4月が始まりました。

12月が期末である私たちの団体は、3月の総会終了と共に4月からのスタートを切るというのが一年のサイクルです。

そんなときに震災がやってきました。

震災が起きてすぐ、私たちは動揺しました。

正直、何ができるのか?を考えるより、私たち自身の活動について整えるのが精一杯だったように思います。

でも、社会の一員である私たちが、今できることがあるはず・・・

そんな思いから、team311を結成しました。

私たちの活動は、災害に対して直接的な問題を解決していくことを得意としていません。

しかし私たちは、平常のときも緊急のときも、社会を支えることができるような大人を増やしたいと活動しています。

こういったことが起きた時に、「意識を高く持ち」「アンテナを張って想像力を持ち」「行動できる人」が求められているのではないかと思います。

コモンビートはこれまでと変わらず、こうした人が増える活動をしていきますが、具体的に何ができるのか?も同時に考えてきました。

コモンビートの財産は人です。

法人という組織なんて、ただの箱です。

ですからまずは、それぞれの人が今このタイミングで行動したいことを支えることに徹したいと考えて、team311のツイッターなどで「いまできること」を随時配信しています。

そうした活動の過程でメンバーの中から、「現地に行って被災者の方々を直接支援したい」という声もあがり、ピースボートの支援ボランティアスタッフとして、現地入りをしています。
今後も何名もが現地を訪れますが、そうした個人の志を1つ1つ応援していきたいと思います。

今届けられている物資、そして義援金などが手元に渡った頃、皆さんの心の状態がとても心配です。
希望を持って未来を創っていける、そんな前向きな気持ちで皆さんが未来を見ていけるような活動が出来たらと考えています。
芸術などのチカラは、そうした段階できっと役に立てるのではないかと思っています。

でも今はまだ、そのことを考える余裕もありません。
日々、死者・行方不明者が増加し、まだまだ被害の全体が見えない状況です。
私たちが一番得意とする活動は、まだ少し先になることでしょう。

でも、今も支えていきたい。

こんな葛藤の中で、何ができるか?をみんなで必死に考えています。

ひとりひとりができること。

 被災者を受け入れている場所でのボランティア。

 募金活動の手伝い。

 救援物資の仕分け作業。

 企業の中で石油を現地に届ける業務で不眠不休での労働。

日本の経済を支える私たちひとりひひとりの行動は、すべて繋がっています。

今できること、それは無限だと思います。

想像して、情報を探せば、待っている人たちはたくさんいます。

そうした個人のプラスアルファの活動が、復興に向けて一歩一歩進むのだと思います。

 

いま世間では自粛ムードです。

自粛とは自分自身が控えることであって、他人から強制されて控えるものではありません。

それでは他粛です。(そんな単語はありませんが。)

もちろん、自らの判断が他に大きく影響を及ぼす場合には配慮が必要でしょう。

ですが、自粛しすぎると経済が回らず、日本全体での復興はさらに遅れることになります。

 旅行の自粛 ・・・ 旅行業界への影響
 外食の自粛 ・・・ 外食産業、メーカーや生産への影響
 購買の自粛 ・・・ 販売店、メーカーや生産への影響
 イベントの自粛 ・・・ 設備、音響・照明会社、施工業者への影響

もっとたくさんありますが、自粛による連鎖倒産で産業の衰退など、
地震、津波、原発事故に続いて、第4の災害になるとまで言われています。

自粛は強制されるものではないですから、それぞれの信念で判断すれば良いわけで、その個人の信念を他人に押しつけて「こんな時に・・・」というのもおかしな話です。
(もちろん、影響が多大な場合には別です。)


コモンビートは、3月12-13日に開催予定だったコモスタを中止し、そして、18期の開催を見送るということを一時的に決定しました。
これは自粛ではなく、災害への安全確保と計画停電の影響などから考慮したものです。
ですが、コモスタは5月1日に、18期は予定どおり開催します。

ただ私たちも、自粛すべきところなどを配慮した上で実施するのは前提で、そしてこれまで以上に元気に活動をしていきたいと思っています。


いまできること、次にできること、将来できること。

1つ1つ、その時に考えて、やれることをやっていきたいと思っています。

2011年5月12日

演出は舞台上だけのものではない

ミュージカルでは演出がとても重要な役割を担います。

演出ができてこそ作品となり、見ている人に感動の伝わり方が変わってきます。

演出と聞くと舞台だけの言葉のようですが、実際には私たちの生活のあらゆる面で演出がなされています。
 

誕生日やクリスマスなどの行事はわかりやすい例でしょう。

相手を喜ばせようとプレゼントを出すタイミングや包装紙を凝ったりしますよね。

部屋を飾ったり音楽をかけたり、空間にムードを創り出したり・・・

いつもの殺風景な部屋でご飯を食べながらついでに「おめでとう」と言われるより、

そうした演出があると、受け取る人の感動が高まるのは間違いありません。

相手に想いを伝えたい、喜ばせたい、驚く顔が見たい・・・など、いろいろな意図がありますが、それを叶える1つが演出なのでしょう。

 
演出は、イベントだけのものでもありません。

何かを人に伝えたい、心を動かしたいと思う時には必ずといっていいほど必要になるでしょう。

採用などでの面接、仕事の交渉、挨拶、謝罪・・・・電話やメールを1つ書くのでさえ、演出は欠かせません。

自分の思いだけをとにかく叫び続けるのも、忍耐と体力があればそれもいいかもしれませんが、もっとそのエネルギーは目的に使われたほうが良いでしょう。

 

演出ときくと何だか、構えている、嘘をついている、着飾っているようなイメージがするかもしれません。

少なからずそういった面を感じることはあるでしょう。

ただ、自分の伝え方が伝わるものとは限りませんし、相手の望むものとも限りません。

嘘をつけ、と言っているわけでもありません。

ただ、相手の望むように演出してあげないと、伝わるものも伝わりません。

感情のままに、正義の名を借りて、「私の言っていることが伝わらない人はおかしい」と思っている人の話を聞いても、共感する気持ちはきっと湧かないでしょう。
 
心の中でそう思っている人は、そういう演出が出てしまいますからね。

 
セルフプロデュースという言葉があります。

主に自分自身をどう演出をしていくかを考えることですが、アーティストなどはそういったことをやっている人も多くいます。

私たちが普段の生活でも、髪型や化粧、洋服や鞄、その色使いや形など、様々な演出で相手にどういう印象を与えたいかを気にしながら生活をしています。

そして、言葉や身振り手振り、歩き方や姿勢など、第三者は総合的にそれらを見て、私たちは人の印象を決めますよね。

演出は何も舞台上だけのものではありません。

自分の人生を自身でどうプロデュースし演出できるか。

それが、自分の人生の満足感を決めることなのだと思いますし、日々を充実させることにも繋がるのだと思います。

2011年5月20日

コモンビートが非直接的な活動である理由

コモンビートの経営をしていると、当事者ながらいつもいつも驚かされる。

それは、コモンビートは変幻自在な活動をしているということ。

ある意味で無謀なことであっても、常にチャレンジをして前に進んでいる。

震災があっても折れることはないし、むしろそれをエネルギーに変えていく。

使命感のようなものがみんなの心の中にある・・・社会を良くしたい!というその想いを。

 
先日も理事会で8週間連続で被災地を支援するプロジェクトを発足させた。

熱い気持ちをどうやって社会に還元していくか?
熱い大人たちの具体的な行動の場をどうやったら提供できるか?

僕らは直接的に災害支援をする団体ではない。

世の中の問題や課題を解決することを得意とする専門家の方々はたくさんいる。

僕らができるのは、課題や問題に関心を持つ人が1人でも多く増え、できるだけ行動を伴って活動していく人が1人でも多く増やしていきたいと思う。

そのためには、センサーともいうべく感受性でいろいろな情報感度を高めていくこと、そして情熱をもって取り組んでいくことが大切なのだと思う。
 

もちろんこれまでも多くの人によって現代社会は作られてきた。
熱い人たちはたくさんいた。

でも、問題を解決したら新しい問題が生まれた。
いろいろな問題が複雑化する中で、もっと地球レベルでの関連性・・・想像力や感受性が必要な時代だと思う。

世の中にはあらゆる課題があり、すべての人が関心を持って取り組むことが求められているように思う。

そうした時代に、ひとりでも多くの大人の感受性が豊かになり、情熱をもって行動できる人を増やしていく活動をしていくことが、僕らコモンビートの役割だと感じている。

その方が、多くの人によって、多くの問題を、いち早く解決することができるんじゃないか、と。

だから、直接的な解決より非直接的な活動(人の感受性と情熱を高める活動)を選んでいる。

 

未来に希望の持てる社会を実現を目指して。

2011年5月26日

人生の配役

haiyaku.jpg


自分はこの地球で、どんな配役をいただいているのだろうか。
 

人間

大人
アラフォー
社会人
上司
部下
先輩
後輩
部長
理事長
元社長
友人
幼なじみ
卒業生



長男
保護者


神奈川県民
愛知県出身

 
きっと他にもあると思うんだけど、自らの意思で付いたものとそうでないものがある。
 

今もこれからも、自分で配役をすることもできる。
 
いろいろなことが起こっているこの状況で、使命感を持って活動すれば、自分で配役を名付けることもできるし、周りの役に立つ配役になることもできる。

すべては自分次第。
 
 
自分はただのひとりの生きもの。

でもその自分には、いろいろな名前が付く。
いわゆる立場みたいなものも。

それぞれの場面で、その役割が「そのような目」で見られる。
そして他の人もそれぞれの場面で、その人をその役割の人として「そのような目」で見る。

その立場にはそれぞれが考えるイメージがあり、ひとりひとり異なる。
世間的には役割があり、期待があり、義務がある。

 
誰もが一人で何役もこなし、それぞれの役を全うしていく。

 
自分のことはわかるが、他人がそうだということはよく忘れる。

仕事で嫌な人も、家に帰れば可愛い子供にとってかけがえのないパパだったりするように。
 

自分の前に居る人に、何か配役を押し付けていないだろうか。

自分が思う役をやっていないことに、腹を立てたりしていないだろうか。

思った演技をしないことに、イライラしていないだろうか。

自分ができる役を、押し付けてはいないだろうか?
 

その人が持っている配役を、少し想像してみよう。
 

そう考えるだけで、少し優しくなれるような気がする。
 

2011年7月31日

すべてに今、感謝して

18期の公演にご来場いただき誠にありがとうございました。

ただただ、この日があることが奇跡のように感じます。

--- 

18期が始まる直前の3.11に震災が起こり、18期の公演は一度中止になりかけた。

でも、私たちはスタッフにその行方を託し、スタッフはキャストに託した。

キャストもいろいろと迷ったに違いないでしょう。

周りの理解を得るには大変な時期だったはず。

キャストも、その出演に理解をしてくださったみなさまに、ただ感謝の気持ちでいっぱいです。


 
運営での悩みは、余震と停電。

3ヶ月後に直下型地震が来ると噂される中で、キャストの安全を守れるか、公演当日が停電とならないか、ということ。

初日の施設は被災者の受け入れに充てられ変更し、安全を確保できない中で毎回のように避難経路を確認することを徹底。

そして国をあげての節電があったからこそ、電車が走り、当日に電気が消えることはなかった。

すべての人の協力があったからこそ、ステージに光りが灯った瞬間。

電気がついていることだけに、大きな感謝の気持ちがわき起こりました。
 

いつ中止となってもおかしくない、そうした腹づもりをしたキャストとスタッフはとても強かった。

思い出せば、コモンビートを始めた初期の頃のような腹のくくり方。

みんなの意識がとても高かった。

初心に返ることができた。

大切なものが何か、と。

 
きっと、何かがあっても、どうにでもなるはず!やってみせるぜ!

そんな気にさせてくれたのは、これまでを支えてくれた様々な人たち。

過去に参加した2000人近いキャスト、7万人近いお客様、当日を応援してくれるウェルカムキャストや、技術さん、作品を作ったみなさん・・・

多くの人が今回、私たちにチャレンジする機会を与えてくれた。

このチャレンジは、そうした人が支えてくれたからこそ。

僕らは一人で生きていない。そのことに、気付かせてくれました。

 
同じように私たちの現代があるのも、過去の様々な人たちのおかげ。

いろいろと問題はあるにせよ、こうした社会が成り立っていることも、私たちの生活が豊かであることも、貴重なこと。

歌を歌い踊り、健康で毎日生活ができるのも、育ててくれた親があり環境があったこと。

もちろん、これらがとても繊細なバランスの上に成り立っていることも、思い知らされたこの時間。

あたりまえが当たり前でないこと、それを強烈に刻まれた体験。

とても貴重なこのことを、心に刻んでいきたいと思います。
 

いま、すべてに感謝して。

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