コモンビートは、情熱と感受性を育て創造活動を通じ互いに学び合う「共育(共に育む)」活動を行う、教育・人材育成の特定非営利活動法人(NPO法人)です

代表理事/総合演出 韓朱仙のコラム
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2008年2月14日

Vol.104「バレンタイン珍エピソード」

もう5年以上前のバレンタインの日。

土手で朝のジョギングを終えて、自転車をとめた場所に向かってみると、見知らぬおじさんが私の自転車をいじっていた。そして近くの小さな印刷屋さんに入っていった。
その隙に駆け寄ってみると、ナント鍵が外されているではありませんか!
私は自転車から少し離れて、そのおじさんが戻ってくるのを待った。すぐ戻ってきたおじさんに「今だ!」と思って駆け寄った。
「おじさん、なんてことするんですかぁー!!!」と私。

おじさんは「あ、ごめんごめん。すぐ直す」とうろたえた。
でも放ってしまった部品が見当たらない・・・

印刷屋さんからペンチを借りて、この作業を行ったらしい。
私は、印刷屋さんも共犯だと思い、そのおじさんと一緒に印刷屋さんに駆け込んだ。
人のよさそうなおじいさんが出てきた。

「おねえちゃん、本当にごめんよ。突然ペンチを貸してくれと言われて、あまり関わりたくなかったから貸してやったんだ。
まさか自転車を盗もうとしてたとは・・・」

と言って、そのおじさんに「おまえは二度とここに現れるな!」と怒鳴った。
彼はそそくさと逃げていった。ホームレスでこの周辺を最近いつもうろついていた人らしい。

印刷屋さんのおじいさんは、とてもすまなそうに私に2千円をくれた。修理代として・・・
それはもらえないと断ったが、おじいさんも引かない。
仕方なく受け取り鍵を直した。
で、おつりを返しに行くついでに、その日がバレンタインだったのでチョコレートを買っていった。

そのおじいさん、とっても喜んで一緒にお茶を飲みながらチョコレートを食べた。
その後も何度かジョギング帰りにそこに寄って、おじいさんとお茶をして楽しく過ごした。

バレンタインの珍事件。ひょんなことからステキな出会いがありました。