コモンビートは、情熱と感受性を育て創造活動を通じ互いに学び合う「共育(共に育む)」活動を行う、教育・人材育成の特定非営利活動法人(NPO法人)です

代表理事/総合演出 韓朱仙のコラム
コモビコラム

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2007年11月 2日

Vol.90「視覚以外の感覚を知る」

ダイアログ・イン・ザ・ダーク というワークショップに参加した。
http://www.dialoginthedark.com/

旧赤坂小学校で行われている。
視覚以外の感覚を使って冒険していくワークショップである。
アテンド(暗闇のガイド)は、視覚障害者のそねちゃんだった。

真っ暗闇で、目を開けても閉じても変わらない。
教室から始まって、校庭、音楽室、体育館、工作室、用務員室・・・を探検していく。 すべて本当に真っ暗闇。
頼れるのはそねちゃんの声と自分が持つ杖。
1時間強の冒険だった。

音楽室では、木琴やオルガンを手探りで探して弾いたりした。
工作室では、彫刻を見つけて、鼻の穴に指を突っ込んだりした。
体育館では、フラフープを見つけて回してみた。
用務員室では、ジュースを飲んだ。そこはタタミだったので靴を脱いであがった。 その後、靴がなかなか探せなくなって困った。
結局見つけたが、履いてみて自分の靴じゃない気がした。普段どれだけ目に頼って生きているのかがわかる。

日常では、そねちゃんのような視覚障害者が健常者に「お世話になってる」ようだけど、あの暗闇では立場が逆転。
そねちゃんがすべてなのだ。本当に頼りになったし、お世話になりっぱなしだった。

貴重な体験をした。
五感が研ぎ澄まされた1時間だった。 自分の持つ本来の感覚を取り戻すきっかけを与えられた気がした。
ありがとうございました。